エアコン選びが車選びより難しい6つの理由!後悔しない選び方とは?

エアコンの豆知識

エアコンを買おうと思って家電量販店に行ったら、ズラッと並ぶ型番の違いにびっくり。

このように頭を抱えた経験、ありませんか?

車なら試乗できるし、デザインやブランドで選ぶ楽しさもあります。でも、エアコンはデザインは全部一緒なのでスペックや型番ばかり見て、いまいち決めきれない…
実は、エアコン選びが車選びより難しいのにはざっくり 6つの理由 があるんです。
この記事では、その理由を詳しく解説し、「どうすれば迷わず最適なエアコンを選べるのか?」 についても紹介します。


エアコン選びが車選びより難しい6つの理由

1. 体感しにくいから

車は試乗すれば、運転のしやすさや乗り心地を体感できます。しかし、エアコンは実際に設置して長期間使ってみないと、その性能や快適さがわかりません。

エアコンのお試しなんてないですしね・・・

冷暖房の効き具合や風の強さ、運転音などは、カタログだけでは伝わりにくく、店頭で試すことも難しいため、「買ってみないとわからない」という状態になりやすいのです。

2. 見た目と価格だけでは選べない

車はデザインと価格で選び、たとえ燃費がめちゃくちゃ悪くてもそこもかわいいと思ったりするものです。しかし、一方でエアコンはそうはいきません。エアコンはデザイン性といった概念がほぼ皆無なので、求めるものは必然的にスペック、機能面になりがちです。

  • 見た目はほぼ同じ(どのメーカーも似た形状)
  • 安くても部屋に合わなければ快適にならない
  • 設置環境や電気代の違いが大きく影響する

「安くてシンプルなモデルでいいや」と選んだら、パワー不足で冷えない・電気代が高くつく などの問題が起こることも。そして、これが分かりづらすぎる・・・

エアコンは価格やデザインだけでなく、性能・家の環境との相性を考慮しないと満足できない という点が、車との大きな違いです。

3. 専門用語や型番が多すぎる

車もグレードやオプションの違いはありますが、基本的な選び方は比較的シンプルです。一方、エアコンは以下のようなスペックを理解する必要があります。

  • 冷房能力(kW・畳数目安)
  • 省エネ性能(APF・年間電気代)
  • 機能(センサー・空気清浄・除湿方式)
  • 室外機のサイズ・設置可否

さらに、メーカーごとに型番のルールが異なり、「このモデルとこのモデル、何が違うの?」と混乱しがちです。

4. 家との相性を考えなければならない

車ならどこでも乗れますが、エアコンは 部屋ごとに最適なものを選ぶ必要がある ため、一概に「これが一番良い!」とは言えません。
たとえば、

  • 部屋の広さや断熱性能 → 冷暖房の効率に影響
  • 設置スペース(壁の強度・室外機の置き場) → 取り付け可能かどうか
  • 既存の配管やコンセントの位置 → 工事費が変わる

このように、単に「高性能なものを買えばいい」というわけではなく、自分の家との相性を考えなければならない点が難しさにつながっています。他の方が6畳用で十分OKと言っていても、家の断熱性能や吹き抜けありなし、日当たりなど様々な要因があり、他人の情報を鵜呑みにするとミスってしまう可能性も・・

5. 長期間使うため後悔しやすい

車なら買い替えが可能ですが、エアコンは 10年以上使うのが一般的。そのため、

  • 思ったより電気代がかかる
  • 冷え方がいまいち
  • 使わない機能が多い
  • 音がうるさい

といった「購入後の後悔」が発生しやすいのです。エアコンはその性質上、返品交換対応などが他の家電と比べて難しいため、特に慎重に選ばないといけないと思ってしまいますね・・

6. 販売員やネット情報がバラバラ

車はディーラーで説明を受けられますが、エアコンは家電量販店、ネット通販、工務店など販売経路がバラバラで、店員の知識レベルにも差があります。
また、ネットの口コミを見ても、

  • 「取り付けが悪かっただけでは?」
  • 「その人の家の環境が影響しているのでは?」

といった要因が絡むため、どの情報を信じればいいのかわかりにくいのも難しさの一因です。
特に最近は私含めて、個人で情報発信できることが多く、専門の方以外でも情報発信している方が多いと見受けます。そのような情報を鵜吞みにはしないながらも参考にしていくと良いと思います!


エアコン選びで失敗しないためのコツ

そんなこんなで「エアコン選びってやっぱり難しい…」と思った方も大丈夫!
ここでは、迷わず最適なエアコンを選ぶためのコツを紹介します。

① 使用環境を考える

エアコンは 設置する部屋の条件に合ったものを選ぶのが最優先 です。

  • 部屋の広さ(○○畳用の目安をチェック)⇒この目安は断熱性能が低かった時代を基準にしているので誤差はありますが、冷房メインなら畳数通りに買うのが無難です。ただし、窓が多かったり、夏の暑さが厳しい地域では状況によってはワンサイズ上も無くはないかなと言ったところです。ギリギリ冷やせるのと余裕をもって冷やせるのは全然違います。
    また、買い替えであれば、以前の畳数や冷暖房能力を基準に買い替えるのが◎です。
  • 日当たり・断熱性能(日当たりが良い部屋は少し大きめが◎)
  • 設置場所の確認(室外機の置き場、コンセントの位置)⇒換気機能や加湿機能が付いたものは室外機が大きくなるので設置費が高くなったり、作業自体ができない可能性もあるので注意です。特に買い替え時。

② 型番の基本を理解する

メーカーごとに型番の法則があるため、簡単にでも違いを把握しておくと選びやすくなります。
たとえば、三菱電機の「MSZ-X4023S」 の場合…

  • 「MSZ」=三菱ルームエアコン(壁掛け)
  • 「X」=上位シリーズ
  • 「4023」=冷房能力4.0kW(14畳向け)の23年モデル
  • 「S」=単相200V用

このように、型番から 性能や適応畳数がわかる ため、公式サイトで調べておくと便利です。

③ 価格より「コスパ」で選ぶ

安いエアコンを買ってしまうと、

  • 電気代が高い(省エネ性能が低い)
  • 冷えにくい・温まりにくい(パワー不足)
  • 耐久性が低い(故障しやすい)
  • うるさい⇒経験上での独断と偏見ですが、海外製の安いエアコンは音がほんとにうるさいです。冷媒が流れるポコポコ音や圧縮機が停止するときなどにドン!っとなったりします。。

といったリスクがあります。エアコンは 長く使うものなので、購入価格だけでなく「年間の電気代」まで考慮して選ぶ ことが大切です。


おすすめのエアコン選びの手順

エアコン選びで失敗しないために、以下の手順で進めるとスムーズです。

1. 予算と必要なスペックを決める

「とりあえず安いものを…」ではなく、必要な冷房能力・省エネ性能を考えた上で予算を決める のが重要です。

2. メーカーごとの違いを把握する

エアコンはメーカーによって特徴が異なります。

  • 三菱電機:空気清浄やムーブアイセンサーが強み
  • ダイキン:充実したアフターサポート
  • パナソニック:ナノイーXによる除菌機能

このように、どの機能を優先するか? を考えると選びやすくなります。

このあたりは今後記事を増やしていこうと思ってますので参考にしてみてください!

3. 家電量販店・ネットの口コミを参考にする

実際に使っている人の声を確認し、リアルな使用感を知るのも大切です。
良い口コミもいいのですが、悪い口コミもしっかり見ることが大事です。ただし、人の感情が上乗せされている場合が多いので参考程度が良いかと!

4. 取り付け条件を確認する

エアコン本体は安いのに、工事費が高かった…」ということもあるので、設置環境を事前にチェックしておく ことが大切です。特に室外機が大きいタイプは要注意ですね。業者さんも重いものはできるだけ避けたいですからね。。


まとめ:エアコン選びは「知識」と「準備」がカギ!

エアコン選びが車選びより難しいのは、

  1. 試せないから違いがわかりにくい
  2. 専門用語が多く、型番が複雑
  3. 家ごとに最適なモデルが変わる
  4. 長期間使うため慎重になる
  5. 情報がバラバラで比較しにくい
  6. 見た目と価格だけでは選べない

といった理由があるからです。

しかし、事前にポイントを押さえて選べば、後悔せずに済みます!
この記事を参考に、自分の家にぴったりのエアコンを見つけてくださいね!

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