【2025年版】アイリスオーヤマ 全エアコン解説!

エアコン全機種一覧

アイリスオーヤマのエアコンといえば「airwill」シリーズ。価格が安くて最近人気のメーカーですが、シリーズ展開が良く分からないと思う方も多いのではないでしょうか?

本記事では、アイリスオーヤマのエアコン全シリーズを一覧で整理し、それぞれの特徴や違いをざっくりまとめています。詳細なスペック解説は省き、「まず全体を知りたい!」という方向けのガイドとしてご活用ください。

■アイリスオーヤマってどんなシリーズがあるの?

アイリスオーヤマHPより引用

エアコン界全体の中でアイリスオーヤマはどんなエアコンをラインナップしているかを確認!
SSランクからDランクまで私の独断と偏見でざっくり分けました。

シリーズ一覧

性能面では特筆した機種はありませんが、その分価格で勝負し、スタンダードクラスのラインナップが豊富にあるのが特徴です。

■アイリスオーヤマはどんなエアコン?

ランクやラインナップが分かったと思うので、
次に各シリーズの価格・機能性についてざっくり紹介します!

価格×機能

他のメーカーと比べて、価格がめちゃくちゃ安くて、機能を絞っているのが特徴になります。

※6畳用を基準に評価しています。畳数によって評価が変わる場合があります。


■全シリーズ紹介

Mシリーズ(フィルター自動お掃除付き)

自動お掃除機能×冷房パワフル×低価格のなんだかすてきなエアコン

ひとこと

Wシリーズとまったく同じスペックに加え、便利なフィルター自動お掃除機能まで搭載するアイリスオーヤマの最上位機種。それでいて価格は驚くほどお手ごろ。
お掃除機能つきのエアコンでは、間違いなく最安クラスです!

自動お掃除付きでこの価格!?スマホ操作もできるアイリスMシリーズがすごい
「スマホ操作もしたいし、自動お掃除もついてたら嬉しい」「でも、自動お掃除は高そうだし・・」アイリスオーヤマの『Mシリーズ』なら、機能・価格の両方の面で満足できるはずです!Wシリーズとまったく同じスペックに加え、便利なフィルター自動お掃除機能...

Wシリーズ(アプリ対応)

アプリ対応×冷房パワフル×低価格のなんだかちょうどいいエアコン

ひとこと

無線LAN内蔵で、専用アプリで外出先からの遠隔操作にも対応。
さらに、冷房性能もこの価格帯としてはかなり優秀で、真夏でもしっかり冷やせる実力あり!
それでいて価格は驚くほどお手ごろなんです!
スマホ連携ありで高スペック機種が低価格で手に入るのはWシリーズの強みですね!

【スマホ対応だけは欲しい】そんなあなたにはアイリスWシリーズがおすすめ!
スマホでエアコンを操作したい。でも、上位機種しかついてないみたい・・そんな人にぴったりなのが、アイリスオーヤマの「Wシリーズ」!無線LAN内蔵で、専用アプリで外出先からの遠隔操作にも対応。さらに、冷房性能もこの価格帯としてはかなり優秀で、真...

Gシリーズ(スタンダードモデル)

14畳以上の冷房パワーが強すぎる&節電機能もある高コスパエアコン!

ひとこと

同じスタンダードモデルのRシリーズ・Sシリーズと比べて、より節電性を意識した設計が特徴です。いたわりエコモードプラスというもので電気代を30%削減してくれるみたいですが、これについては解説記事で少し見解を載せています。

【電気代30%削減?】アイリスオーヤマGシリーズを解説!最新の09Gシリーズ
「電気代を少しでも抑えたい…」という声に応える、アイリスオーヤマのスタンダードモデル【Gシリーズ】。同じスタンダードモデルのRシリーズ・Sシリーズと比べて、より節電性を意識した設計が特徴です。搭載されている「いたわりエコモード+」は、リモコ...

Rシリーズ(スタンダードモデル)

Sシリーズよりも高性能で、Gシリーズよりもリーズナブル価格のバランス型エアコン!

ひとこと

「Gシリーズ・Rシリーズ・Sシリーズ」の3段階(おそらく)で展開されているアイリスオーヤマのスタンダードエアコンシリーズ。その中でもRシリーズは、価格を抑えつつ、しっかり冷暖房したいという方にぴったりのモデルです。

【コスパ重視】アイリスオーヤマ Rシリーズを解説!他のシリーズと比較!
「Gシリーズ・Rシリーズ・Sシリーズ」の3段階(おそらく)で展開されているアイリスオーヤマのスタンダードエアコンシリーズ。その中でもRシリーズは、価格を抑えつつ、しっかり冷暖房したいという方にぴったりのモデルです。Gシリーズから機能をある程...

Sシリーズ(スタンダードモデル)

【楽天No.1】シンプルで価格が安くて、静音性が高すぎる超薄型エアコン!

ひとこと

「とにかく安くて、それなりに使えるエアコンがほしい」
そんな声に応えて登場したのが、アイリスオーヤマのSシリーズ楽天などの通販サイトで大人気のモデルです。

【安すぎて怖い】アイリスオーヤマ Sシリーズを解説!
「とにかく安くて、それなりに使えるエアコンがほしい」そんな声に応えて登場したのが、アイリスオーヤマのSシリーズ。楽天などの通販サイトで大人気のモデルです。価格は非常に手ごろで、デザインも操作もシンプル。それだけならよくある格安モデルと変わり...

■エアコン選びのよくある話

疑問①:畳数通り買ってはいけない?

結論:畳数を基準にして買う必要はありません。
ただし、結果的に畳数通りになることもよくあります。

「◯畳用」という表記は、あくまで分類上の目安にすぎません。
巷では「JIS基準は古くて時代遅れ。今の住宅は断熱・気密が良いから、ワンランク下の畳数でも大丈夫」といった話もありますが、個人的には少し話が飛躍していると感じます。

結局のところ、エアコンを真面目に選ぶなら、見るべきは“畳数”ではなく、その部屋に必要な”冷暖房負荷(kW)”です。
住宅の性能や方角、窓の大きさなどによって必要能力は大きく変わるため、「なんとなく下の畳数にしとく!」というのはやめた方がいいと思います。結果的に下の畳数になるのはまったく問題ではないです。

畳数の選び方(新築の場合)

ハウスメーカーや工務店に「冷暖房負荷の計算」を依頼しましょう。
→ C値・UA値などの住宅性能をもとに、必要なkWが明確に算出されます。
畳数ではなく、「必要能力」で選ぶのがベスト


畳数の選び方(買い替えの場合)

現在使っているエアコンの「最大能力(kW)」と新しいエアコンの「最大能力」をしっかり比較しましょう!(定格能力ではありません)

「古いエアコンが10畳用だから、新しいのも10畳用でいいや」と、何も考えずに買い替えるのは意外と危険です。
同じメーカー・同じグレードならまだ大きな差は出にくいですが、メーカーが違ったり、機種のグレードを下げた場合は要注意。
見た目は同じ“10畳用”でも、最大冷房能力や暖房能力に大きな差があることがあり、「なんか冷えにくい」「暖まらない」と感じる原因になります。

畳数表記に惑わされず、カタログの「最大冷房能力」や「最大暖房能力」をしっかり確認するのが、失敗しないエアコン選びのポイントです。

疑問②:畳数が大きいと電気代が高くなる?

結論:必ずしもそうとは限りません!
   むしろ、大きいエアコンの方が電気代が安くなることもあります。

畳数の大きいエアコンだと、オーバースペックで弱運転ができずムダな電力を使ってしまうのでは?と思う方が多いと思います。イメージはこんな感じですね↓

多くの方が持ちやすい「大きいエアコンほど電気代が高くなる」という感覚は、
一見もっともらしく思えるのですが、実際の能力分布とは異なるケースがほとんどです。

下の図はダイキン「うるさらX」の暖房能力をもとにした分布図ですが、
注目すべきは、14畳以上のモデルの方が最小能力が低く、弱運転に強い設計になっている点です。
このように、大きいエアコンでも「弱運転」が得意で、かえって電気代が安くなる場合もあります。

もちろん、すべての機種に当てはまるわけではありません。
機種やメーカーによって差があるため一概には言えませんが、
こうしたパターンもあるということを、ぜひ知っておいていただきたいです!

疑問③:6畳、10畳、14畳用以外を買ってはいけない?

結論:そんなことはないです。

SNSなどでこの話が広がっており、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
この説は一理あるのですが、当てはまらないパターンが多くあるため、個人的にはあまり気にしなくてもいいと思っています。

買ってはいけないとされている理由

エアコンは大きく分けると3種類しかないから。
8,12,18畳以上はほぼ同じ能力だから。

一部分当てはまっていますが、やはり話が飛躍しすぎのように思います。
細かい話は省きますが、何点か思うところを書きます。

個人的に思うところ
  • 「暖房能力は変わらない」というのは一部の上位機種の話。
  • スタンダードモデルでは暖房能力もしっかり段階的に設計されている。
  • 冷房能力は畳数に応じて明確に変わる。
  • 「メーカーの戦略だ」などの感情論もあるが、実際はコストダウンのための共通化設計によるもの。
  • 畳数ごとに完全別設計にすれば、価格は跳ね上がると思う。
  • 同じ畳数でも、機種ごとに能力分布は大きく異なる。
  • 大切なのは、畳数ではなく必要な冷暖房負荷(kW)で考えること。
  • 店員さんによりますが、家電量販店での売り方が雑な場合が多い。
    (冷暖房負荷[kW]でなく畳数基準で提案している)

まとめ

・畳数表示はあくまで分類上の箱にすぎません。

・エアコンは「大は小を兼ねる」ことも多いです。

・見るべきは畳数ではなく、必要な冷暖房負荷(kW)です。

ここまでを踏まえたら、あとはその機種の価格を自分が受け入れられるかどうかだけです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました