ダイキンのエアコンには、カビや臭いを防ぐための便利な機能として「内部クリーン運転」が搭載されています。
冷房や除湿の後に自動で内部を乾燥させ、清潔さを保つための機能ですが、仕組みや設定方法、運転時間や電気代について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ダイキンの内部クリーン運転の正しい役割と仕組み、ON/OFFの設定方法、運転時間や電気代の目安、よくある疑問やランプ点滅の意味、お手入れのポイントまで詳しく解説します。
・ダイキンの内部クリーン運転の種類と内容
・内部クリーンの時間と電気代
・内部クリーンのON/OFFの設定方法
・ランプ点滅の原因と対処法
・臭いが取れない場合の解決策
■内部クリーンとは?
内部クリーンは、冷房・除湿運転で発生した結露水を乾燥させ、内部にカビや臭いが発生するのを防ぐ機能です。各メーカーで内容や名称が違うのでややこしいのですが、以下のようになっています。
内部クリーンの解説はこちら


内部クリーンと一口に言ってますが、上のまとめ表のようにダイキンでは3種類の内部クリーン運転があります!
①水内部クリーン(加湿水洗浄)
②水内部クリーン(結露水洗浄)
③ストリーマ内部クリーン
これらの内部クリーンについて詳しく見ていきます!
■ダイキンの内部クリーンの特徴
それぞれ見ていきます。
おそらくですが、イメージは以下のようになっています。ストリーマ内部クリーンをベースとしていて、水内部クリーンでは結露水を出すために冷房や、冬は加湿暖房で湿度を高めるようですね。

①水内部クリーン(加湿水洗浄)
・RXシリーズ/Rシリーズのみに搭載
・内容は水内部クリーン(結露水洗浄)と同じ。
・加湿ユニットを活用し、結露水が出ない冬でも内部クリーンを行えるのが最大の特徴!

②水内部クリーン(結露水洗浄)
・全機種搭載
・意図的に結露水を発生させて、熱交換器の汚れを落とす機能。
・ストリーマで除菌+加熱乾燥でカビ予防を行う。
・好きな時にボタン一つで作動可能。他メーカーは運転後じゃないとできない。

③ストリーマ内部クリーン
・全機種搭載
・水内部クリーンの内容から、結露水洗浄や加湿水洗浄を取り除いた機能。
・下位グレードまで展開しているのにストリーマ除菌まで付いているのが強み。

■内部クリーンの動作、時間、電気代は?
RXシリーズ/Rシリーズを例に内部クリーンの動作フローや、動作時間、電気代を見てみます。
他のシリーズでもそこまで変わらないとは思いますが、多少内容に違いがあるかもしれません。

水内部クリーン(加湿水洗浄)
■動作
この機能ではまず、結露水を出すための水分を室内へ入れるために加湿暖房運転が最大90分ほど作動します。その後、冷房運転に切り替わり、最大60分ほどかけて室内の水分を結露させて熱交換器を洗浄します。最後に、ストリーマによる除菌と送風・暖房運転で最大90分かけて運転を停めます。
■時間
合計すると所要時間は最大240分ほどですが、たぶんそんなにかからないと思います。
■電気代
電気代の目安は約109円となっています。
■その他
・暖房やら冷房やらが様々動くため室内温度や湿度がけっこう崩れるのかなと思います。
・1カ月に一回が推奨。
・外出時などにするとよい。
水内部クリーン(結露水洗浄)
■動作
加湿水洗浄の動作フローから加湿暖房を抜いたものになります。
冷房で最大60分ほどかけて室内の水分を結露させて熱交換器を洗浄します。最後に、ストリーマによる除菌と送風・暖房運転で最大90分かけて運転を停めます。
■時間
合計すると所要時間は最大150分ほどですが、たぶんそんなにかからないと思います。
■電気代
電気代の目安は約52円となっています。
■その他
・運転中は窓を開けないようにしてください。エアコンから結露水が落ちる恐れがあります。
・1カ月に一回が推奨。
・部屋の湿度が低いと洗浄力は多少落ちる。
ストリーマ内部クリーン
■動作
ストリーマによる除菌と送風・暖房運転で最大85~135分かけて運転を停めます。
■時間
ストリーマ内部クリーン単体で動かすと所要時間は85~135分ほど。
水内部クリーンの中で行われるストリーマ内部クリーンだと最大90分ほどでやや短いです。
また、畳数が大きいほど時間がかかるようです。
■電気代
電気代の目安は約4円となっています。
■その他
・冷房運転の後には、毎回内部クリーンを作動させるのがカビ対策としては理想的です。
ただし、内部クリーン中に湿度が多少戻ることもあるため、可能であれば外出のタイミングに合わせて作動させるのがおすすめです。
■【手順解説】ダイキン内部クリーンの設定方法
水内部クリーンは手動、ストリーマ内部クリーンは自動で動作します。
詳細は下のまとめをご覧ください。

上の表は一例であり、機種によって表示やボタンの位置が違うことがあるので、詳細は取扱説明書を必ず確認してください。
■内部クリーン運転中のランプ点滅は故障?
ダイキンの内部クリーンが作動している間、運転ランプや内部クリーンランプが点滅することがありますが、これはお知らせ機能なので心配いりません!
内部クリーン、おそうじランプの点灯・点滅については下記をご覧ください。
「内部クリーン」ランプが点滅

本体の内部クリーンランプは、内部クリーン設定をONにしている場合、運転中は点灯します。
ただし、ランプが点滅している場合は、ストリーマユニットのお手入れが必要なお知らせです。
内部クリーンをおおよそ1,800時間運転すると自動で点滅する仕組みになっており、目安として半年から1年ほどの周期で点滅することが多いです。
お手入れが終わったら、リモコンの「サインリセット」ボタンを押すと点滅は消えます。
機種やリモコンによっては「決定」ボタンも併せて押す必要がある場合があります。
「内部クリーン・おそうじ」ランプが点滅

フィルターお掃除機能がある機種はおそらくこんな感じのランプになっています。
内部クリーン・おそうじランプの点滅はダストボックスのお手入れ時期をお知らせしています。
ダストボックスをお手入れした後にリセット操作を行えば、ランプの点滅は解消されます。
また、このタイプの機種では、ストリーマユニットのお手入れの通知はタイマーランプなどに組み込まれているようです。
同じランプでお知らせすると、ストリーマユニットとダストボックスのどちらのお手入れか分かりにくくなってしまうため、役割が分けられているのでしょうね。
■内部クリーンやっておけばカビは生えない?
内部クリーンを作動させることで、エアコン内部に残った水分を乾燥させ、カビの発生を抑えることはできます。ただし、内部クリーンはあくまでカビを「予防」するための機能であり、いずれは必ずカビが生えます。どこまで綺麗さを保てるかですね。
下の画像のように、フラップまでカビが生えだしたら中の熱交換器や送風ファンははカビだらけなのは確実です。エアコンクリーニングの回数を減らすために内部クリーン運転はぜひ活用してほしいですね。

■まとめ
・内部クリーンは冷房・除湿後に内部を乾かしてカビや臭いを防ぐ大事な機能です。
・ストリーマで除菌効果もあり、より衛生的です。
・電気代はわずかなので、基本的にはONのままがおすすめ。
・臭いが取れない場合や黒い点が見え始めたら内部クリーンでは太刀打ちできません。エアコンクリーニングを検討しましょう。
■おすすめのエアコンクリーニングサービス

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