【初心者でもできる?】エアコンクリーニングを自分でやってみた!難易度・やり方・効果を徹底比較!

エアコンの豆知識

エアコンの吹き出し口から見える黒い点々が見えている方はいませんか?これはエアコン内部で発生したカビです!掃除しようにもやり方が分からないし、見えている部分だけ掃除してもいみがあるのか・・。とはいえプロの業者にお願いするとお金がかかりそうだし・・

そこで今回は、私が実際に自宅のエアコンを自分でクリーニングしてみたのでご紹介します!
分解をしない手軽な方法から、高圧洗浄機を使った本格的な方法まで、いくつかの掃除方法を検証してみました。

「自分でどこまでできるのか」「どこまでやるべきなのか」迷っている方の参考になれば嬉しいです!

■ エアコンクリーニングの種類

エアコンクリーニングの種類

方法①:分解せずに見える部分だけを掃除
方法②:本体カバーなどを取り外して掃除
方法③:高圧洗浄機なしの手作業クリーニング
方法④:高圧洗浄機を使用した本格クリーニング
方法⑤:完全分解クリーニング

エアコンクリーニングの内容イメージ図

※上記イラストはイメージ図です。

■方法①:分解せずに見える部分だけを掃除(難易度:★☆☆☆☆)

ポイント

洗浄度:★☆☆☆☆
・エアコンを壊すリスクなし
・気軽にできる
・掃除しにくい

エアコンの上部って空気を吸う場所なのでかなりほこりが溜まっています。
また、普段からよく見えるフラップ、ルーバー、送風路、ファンなどを拭いてあげる作業になります。

分解やこれといった掃除道具もいらないので、かなり簡単にできて、定期的な簡易清掃としては十分だと思います!目安は半年に一回やっていればかなり優秀ですね!

ただし、フラップが邪魔でルーバーの掃除がしにくいなどはありました。
(本ブログでは上下風向板をフラップ、左右風向板をルーバーと呼んでいます。メーカーや人によって呼び方が異なります。)

■方法②:本体カバーなどを取り外して掃除(難易度:★★☆☆☆)

ポイント

洗浄度:★☆☆☆☆
・部品を壊すリスク小
・機種によって難易度がちょっと変わる。
・フラップの留め具はけっこう壊れやすい。

フラップやルーバーを取り外すことができれば方法①よりも
掃除の質は上がるのですが、機種や経過年数によってはフラップがめちゃくちゃ取り外しずらかったりと取外し/取付けの面でやや難易度が上がります。

また、無理に取ろうとするとパキっと一瞬で留め具が壊れたりします。
あと、この辺りを取るのはメーカーは推奨していないので壊れてもおそらく保証対象外です。

今回の検証で使用したエアコンはルーバーなどが一瞬で取れて、水洗いOKとまで書かれている優しい設計だったので全然難しくなかったです!見える範囲はこれで綺麗にできます!この辺は国内の大手メーカーの機種の方が優しい設計です。

■ 方法③:高圧洗浄機なしの手作業クリーニング(難易度:★★★☆☆)

ポイント

洗浄度:★★★☆☆
・部品を壊すリスク&復元できないリスク大
・機種によって難易度がめちゃくちゃ変わる。
・電線は形、色である程度は誤組防止がされているが、つけ間違いや破損すると終わります。
・お掃除ユニットが本体と爪などで引っかかっているが、全然取れなかったりする。

ここから難易度がぐっと上がるように思います。
まず、お掃除ユニットを外すためにそれに繋がる電線を外すのですが、線がかなり複雑でどこに繋がっているか、どの経路か、どれとどれの線が結束バンドでまとめられているかなどを写真などをとって覚えておかないと復旧できなくなります。配線経路や結束を無視しても取り付けられますが、板金に挟まれたり、ノイズがのったり、張力がかかって電線が抜けたりなどエアコンが壊れる要素がいっぱいあります。

次に電線が切り離されたお掃除ユニットを本体から外すのですが、これまた本体に引っかけている爪を取るのが難しすぎて、ここで1~2時間格闘しました。
最終的に以下のようにフォークを曲げて即席爪外しを作って、取ることができました。この機種は特に取り外すのが難しいようです。知らないとまず取り外せませんし、無理やり取ろうとしてもう一個あった爪は折れました・・

自作爪外し

ユニットの取り外し後は高圧洗浄機は使わずに、タオルなどで熱交換器の表面を拭き上げるだけです。
今回使用したシャープのエアコンではそこまで汚くなかったので、表面にところどころカビの粒があるくらいでした。これくらいのカビくらいならならここまでやる必要はないと思いました。労力に対して見合わないという意味です。

■ 方法④:高圧洗浄機を使用した本格クリーニング(難易度:★★★★☆)

ポイント

洗浄度:★★★
・一般的に業者によるエアコンクリーニングといえばこれに該当します。
・機材の用意が困難。(私は6~7万円かかりました)
・基盤ユニットが濡れたら終わります。
・フィン倒れに注意
・裏面は若干カビが残るかも

お掃除ユニットまで取り外せたら、基盤ユニット(写真の右で見切れてます)をウェスなどでガチガチに養生して、高圧洗浄の水しぶきがかからないようにします。水がかかったら一瞬で終わるので、ここは最重要ポイントです。

基盤ユニットの養生後は高圧洗浄機の水が周りに飛び散らないようにエアコン本体をマスカーやホッパーというもので養生しました。ここが甘いと部屋がびちゃびちゃになるでしょうね・・。

次に高圧洗浄機(ケルヒャー)でザーッと洗い流してカビを落としました。ただし、基盤付近はちょっと怖かったので高圧洗浄せずに手拭きにしています。(本来は洗剤を吹き付けますが、汚れが少なかったので高圧洗浄のみにしました)また、高圧洗浄時は熱交換器に垂直に当てないとアルミフィンが曲がってしまうので注意が必要です。あと、ケルヒャー付属のノズルはエアコンクリーニングに適していないので専用のノズルが必要で2~3万くらいかかりました。高すぎる・・

また、熱交換器の裏まで高圧洗浄が届かないという話もありますが、たしかに裏側はちょっとカビが残っていましたね。(私の技量の問題かもですが)
感覚的にはエアコン全体の90%以上は落とせたかなというイメージです。

エアコン洗浄スプレーと比較してみた

ここで、ついでにエアコン洗浄スプレーの効果を確かめてみました。
高圧洗浄を行う前に洗浄スプレーを一本使用して洗浄をおこない、出てきた汚水を比較してみます。

一目瞭然ですね。理由としては、洗浄水の量が全く違うことと、圧力(水圧)が全然違うことです。これにつきます。

あと、エアコン上部から洗浄スプレーを吹きかけると、勢いがあるためドレンパンに汚水が流れず、吹出口から液が漏れてきました。熱交換器やドレンパンの構造にもよりますが、その点も気になりました。

■ 方法⑤:完全分解クリーニング(難易度:★★★★★)

引用:https://kajikore.com/airconditioner-overhaul/
ポイント

洗浄度:★★★★★
・一般的に業者による完全分解クリーニングといえばこれに該当します。
・熱交換器以外のすべてのパーツを取り外して行う
・熱交換器の裏側からも洗浄できる
・壁から取り外すタイプと取り外さないタイプがある
・価格が高い

これは…さすがに自分ではやる元気も勇気もありませんでした。

今回の画像のやつは「背抜き完全分解」って呼ばれる方法で、壁に掛けたまま、冷媒の配管もつないだままで行うクリーニングです。それに対して、エアコンを壁から取り外して、配管も外して行うパターンもあります。

「背抜き完全分解」のメリットは、配管を外さない分、作業時間が短くて、冷媒漏れのリスクも少ないこと。ただし、取り外しタイプのほうが、熱交換器を丸ごと外して漬け置き洗浄できるので、洗浄の“徹底度”は上かもしれません。でもそのぶん、配管の脱着があるので冷媒漏れや故障リスクはそれなりにあります。

どちらの方法にしても、かなり専門的で難しい作業なので、技術と実績のある業者さんを選ぶ目が重要になりますね。完全分解クリーニングそのものはとても良いサービスだと思いますが、料金もそこそこするし、故障リスクもあるので、やるかどうかは状況によって分かれると思います。

私が判断するとしたら、エアコンの「年式」と「グレード(本体価格)」あたりが基準になります。年数が経っていると、配管の劣化でリスクが高まるし、分解するとメーカー保証外になるので、延長保証中の人はもったいないので要注意ですね。あと、正直なところ、安い機種だとコスパが微妙です。たとえば10年使った5万円のエアコンに2~3万円かけてリスクあるクリーニングするくらいなら、買い替えたほうがいいのでは?って思います。

という感じで、完全分解をやるかどうかは、本当にケースバイケース。迷いますよね。

■ 5つの方法を徹底比較!おすすめはどれ?

方法手軽さ洗浄度合い
(ざっくり)
費用
(目安)
①見える部分だけ10%¥0~
②簡易部品の取り外し15%¥0~
③主要部品の取り外し(高圧洗浄なし)60%¥0~
④主要部品の取り外し(高圧洗浄あり)業者依頼必須90%¥8,000~
⑤完全分解クリーニング業者依頼必須95%¥25,000~

一般的には①②が個人でやれることとしては十分です。
③からリスクが付きまとってくるのと手間が多すぎるのでおすすめはまったくしません。
④は掃除用品にお金がかかりすぎるので、プロに頼む方が絶対いいです。
④で十分な場合がほとんどですが、場合によっては⑤もありですね。

■ 注意点と失敗談

箇条書きで書いておきます。
こういうリスクがありますよと思っていただければ。

やらかしポイント

エアコンの爪を折った
・お掃除ユニットの取り外し方が分からず、1~2時間奮闘
トータル6時間くらいかかりました。ほとんどが分解に関する悩みタイム。
・エアコンと天井との距離が近すぎて、上から洗浄するのが難しい。余裕を持った設置がいい。
・お掃除ユニットと他のパーツがかみ合わず、きちんと復旧できなかった。
・パーツがきちんとはまっていないため、運転ランプの光がちょっと漏れてる。

■ 結論:自分でエアコンクリーニングはアリ?

なしですね。

でも、方法①はめちゃくちゃアリです!
きちんとエアコンクリーニングを行う場合は、私みたいにリスクを負うことはせずにプロの業者さんに頼むことをお勧めします!

■おすすめのエアコンクリーニングサービス

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