「掃除のしやすさ」って、実はとても大事!
2025年モデルのノクリアWシリーズは、業界初の“送風路まで分解可能な構造を採用し、ホコリが溜まりやすい送風ルートまで自分でお手入れできるようになりました。
これまでクリーニング業者に頼らざるを得なかった部分の清掃が、自宅で簡単にできるのは大きな進化ですね!
一方で、2024年モデルから一部パワーが下がっています。後ほど比較検証します!
「掃除のしやすさ」や「日々のメンテナンス性」に価値を感じる方におすすめのシリーズです。
- ノクリアWリーズの特徴と性能
- 他メーカーとの違い
- 項目別エアコン評価(パワー・省エネ・静音・機能・価格)
- おすすめの買い方
- 評判や辛口コメント
※100V、200V機がある場合は、200V機で評価しています。
100V機だと性能がやや下がりますのでご注意ください
※プロモーションあり
失敗しないために!まずはエアコンの畳数チェックから
「この部屋に何畳用を選べばいいんだろう…?」と悩んでいませんか?
ご安心ください!下のツールを使えば、部屋の広さや条件に合わせてピッタリの畳数がわかります。
エアコン選びを失敗しないために、まずは確認しておきましょう。
【エアコン畳数 目安計算】
※このツールはエアコン選びの「目安」を分かりやすく知るためのものです 😊
実際の冷え方・暖まり方は、天井高さ・間取り・断熱性能などにより異なります。
あくまで参考としてお使いください。
■富士通ゼネラルの機種シリーズ
まず、紹介する機種がエアコン界でどのような位置づけいるかについて紹介!
私の独断と偏見でモデルを分けた時に、
ZシリーズはAランクに位置づくエアコンとなります。
富士通はnocria(ノクリア)という名称です。
ちなみにnocriaを逆から読むと、aircon(エアコン)になります。

※モデルチェンジなどで適宜ランクは変動します。
次に富士通エアコンの省エネ性・機能性について紹介です。
住宅設備用モデルと家電量販店モデルでシリーズ名が違うことが多いです。
■住宅設備用モデル

■家電量販店モデル

機種名(6畳用の場合):AS-W225S
AS:ルームエアコン?
W:シリーズ名⇒Wシリーズ
22:容量[kW]⇒2.2kW
5:2025年モデル
S:累進記号?
(2):室内機200Vコンセント
最後に畳数ラインナップです。
Wシリーズは6~23畳の豊富なラインナップとなっています。

家電量販店モデルについて
本記事では住宅設備用エアコンについて紹介しています。家電量販店のモデル名が異なるため、「あれ?売ってないぞ!」とならないようにご注意ください。
基本的に住宅設備用モデルと家電量販店モデルはモデル名は異なりますが、基本性能は同じで機能面に多少違いがある程度です。ちなみに家電量販店モデルの方が価格は高い傾向にあります。
ゆえに、家電量販店でエアコンを購入予定の方は本記事を参考にしつつ、機能面の確認をすることをお勧めいたします。
もしくはネットで住宅設備用エアコンを購入し、くらしのマーケットなどで良さそうな業者さんを選ぶのもいいですよ!
ちなみに、下請け作業じゃない業者さんがベストです
↓こんな文言があればOK

Wシリーズで同じです。
ただし、Wシリーズからお掃除機能などを無くしたLシリーズというものがあります。
家電量販店モデルの特徴は?
他メーカーと違って、シリーズ名だけでなく型名までまったく同じなので、基本スペックや機能は同じと思われます。
■ノクリアWシリーズの魅力とは?
まずはデザインから。

リモコンはX,Zシリーズと比較して、スタイリッシュな感じになっています。
個人的にはこっちがいいかなと。

※富士通ゼネラルHPより引用
Wシリーズの主な特徴
一言でいうと、
2025年のモデルチェンジでパワーと引き換えに、お掃除のしやすさを手に入れた清潔性◎なエアコン!
特徴① 内部パーツが取り外せる!
富士通は清潔さや、防カビ関連に力を入れているイメージですが、
ついにお掃除しやすいように今まで固定パーツだったものが取り外せるようになりました!
フラップ(上下風向板)やルーバー(左右風向板)は取れる機種も多かったですが、送風路まで取り外せるのは業界初になります。これは個人的にはかなり嬉しくて、他のメーカーも真似していってほしいですね。
エアコンクリーニングを利用する方は、依頼頻度を抑えられそうですね!

特徴② カビに強い!
ノクリアは全シリーズ通して、各パーツが防カビ仕様になっていたり、熱交換器の加熱除菌などけっこういろいろとカビと戦っているイメージです。うれしいですね。
お子さんがいる家庭などにおすすめしたい機種になります。

機能一覧表
また、下記は私が個人的に注目する機能をまとめた一覧表です。
ぜひ参考にしてください!
スマホ連携でオプション品がいるのはちょっとマイナスですね。このランク帯では標準でついてほしいです。あと、空気清浄機能もX,Z同様につけてほしかったですね。

■ライバル機種との比較
同じAランク帯の中でも、このエアコンはどこがすごいのか?
下記5項目で比較して、ノクリアWの強みを見ていきます!
①冷暖房パワー②省エネ性能③静音性④機能性⑤サイズ・価格

◎結論
では、先に結論から
①冷暖房パワー比較:14畳以下が弱い
②省エネ性比較:12畳以上は互角、12畳未満はやや弱い
③静音性比較:圧倒的に静音性◎
④機能性比較:霧ヶ峰>ノクリア>コロナ
⑤サイズ・価格:けっこう薄型。価格は霧ヶ峰>ノクリア>コロナ
比較①冷暖房パワー
■暖房パワー
ノクリアWは2025年のモデルチェンジでパワーがかなり落ちており、ライバル機種と差が出ています。
スペックダウンしたのは8,10,12,14畳エアコンで、その落ち幅もけっこうえぐめです。
おそらくですが、送風路を取り外せるようにする構造変更で影響出ているのかなと思います。
とはいえ下がりすぎなので別要因かもです。
(追記)
2025年モデルから室内機が薄型化していました。また、8,12畳に関しては室外機もコンパクト化しているため軒並みパワーダウンしたと思われます。

■冷房パワー
暖房同様に6~14畳で性能低下がみられます。
小容量クラスは大差付けられた感が否めません。
(追記)
2025年モデルから室内機が薄型化していました。また、8,12畳に関しては室外機もコンパクト化しているため軒並みパワーダウンしたと思われます。

比較②省エネ性
APFはモデルチェンジの影響はありませんでした。
性能捨ててでも、こちらは死守したようですね。
コロナSVの14,18畳は置いておいて、そのほかとは同水準~やや弱めくらいの立ち位置ですね。

比較③室内運転音(冷暖平均)
8・10・12畳タイプでは暖房パワーが下がったものの、静音性はやや向上しています。
一方で、14畳以上のモデルでは静音性能がやや低下しており、この点には注意が必要ですね。
とはいえ、そもそもノクリアは静音性がかなり高いので性能悪化を踏まえても、静音性はトップクラスです!
静音性悪化について、送風路付近の構造変更は、運転音に大きく影響を与える要素であるため、今回の悪化はそのあたりの設計変更が関係していると勝手に思ってます。そうだとすると、他のメーカーはあまりやりたくないだろうな~。

※運転音はあくまで参考程度にしてください。
運転音の数値は定格運転時のものであり、実際の使用環境では運転状況によって音が変わることがあります。たとえば、負荷がかかると動作音が大きくなることもあるので、その点はご注意ください。「こんな条件だったら、こんな感じの音です~」くらいの雰囲気です。
比較④機能面
スマホ連携は惜しいですが、それ以外は機能面で困ることはないですね!

※記載内容には誤りがある可能性もあります。メーカー公式サイト等でご確認ください。
比較⑤サイズ
14畳で比較してみました。
※畳数によってサイズの関係性は変わります。
■室内機
・この中では一番薄型になります。
2025年モデルから薄くなったようです。
■室外機
・高さがけっこうあります。

比較⑥価格
価格的にはやや高めな印象ですが、お掃除メンテナンスのことを考えると妥当な値段かなと思います。
刺さる人には刺さるエアコンだと思うので。

※記事投稿時の段階でできるだけ安いショップを掲載しており、工事費なしのエアコン単体の価格になります。
※対応畳数やモデルの年度が違うと、価格の傾向も変わってきます。
※2024年モデルと2025年モデルなど、複数の年度のモデルが混在しています。
※季節家電のため価格は年中を通して大きく変動します。
※100V/200Vの両方あるタイプは200Vタイプを掲載しています。
ご購入の際はコンセント対応電圧の確認をお願いします。
6畳用の価格
ノクリアZ:¥144,860~
14畳用の価格
ノクリアZ:¥194,360~
20畳用の価格
ノクリアX:¥233,960~
■ほんのり辛口コメント
今までの評価はカタログスペックを基に基本的に良い部分を紹介しています。
ただし、デメリットや良くない評判はどのエアコンにも必ずあります。
そこで私が調べてちょっと感じたことを辛口コメントとしてここに残しておきます。
※私の主観要素が多めなので「なんか勝手に言ってるわ」くらいの感じでみてください。
辛口コメント1
特になかったです。パワー下がりすぎだろ~くらいですね。
■Wシリーズまとめ
最後に、富士通ゼネラル ノクリアWシリーズがおすすめの人を最後にまとめます。
- エアコンクリーニングの頻度を抑えたい人
- お掃除のメンテナンスを楽にしたい人
- 静音性が高いエアコンが欲しい人
- 18畳以上で暖房に強いエアコンが欲しい人
おすすめの買い方
最安値で設置したいなら、ネット購入が圧倒的にお得!
エアコンの価格は日々変動しますが、基本的にモデルチェンジ前の冬や、夏の終わりの在庫一掃セールが狙い目です。
設置は「くらしのマーケット」などのサービスを活用!
ネットでエアコン単体を購入した後は、くらしのマーケットなどで実績のある業者を選ぶのがおすすめ。顔が見えるので安心して依頼できます!
家電量販店も選択肢のひとつ!
「調べるのが面倒!設置もすべてお任せしたい!」という方は、家電量販店での購入もアリ。保証が充実している点もメリットです。
※本記事の住宅設備用モデルと家電量販店モデルはシリーズ名が違うのでご注意ください。
自分に合うエアコンを知りたい!という方へ
今回ご紹介したシリーズ以外にも、実はまだまだたくさんの機種があります。
全メーカーを合わせると シリーズ数はなんと約65種類、個別の機種数にすると450種類以上 にものぼります。
…これだけあると、エアコン選びって本当に悩ましいですよね。
「まだどの機種にするか決めきれない…」
「候補はあるけど、他にもいいのがあるかも?」
そんな方にこそ試していただきたいのが、おすすめ機種診断です!
ご希望の機能や価格帯を選んでいただくだけで、
私の独断と偏見で(でも真剣に!)ぴったりの機種をご提案させていただきます!

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