
パワーは6畳用より8畳用の方がいいでしょ!
実はその考え、ちょっとだけ危険です。
特に 三菱電機霧ヶ峰のJXVシリーズの8畳用モデル(MSZ-JXV2525)は、6畳用と比べても性能がほぼ同じなのに、価格だけが数万円高いという“落とし穴”があります。
この記事では、実際のパワーグラフやデータをもとに「なぜ買ってはいけないのか」を分かりやすく解説します!
※前提としてJXVシリーズはすばらしくコスパの良いエアコンです。6畳or8畳の観点で記事を書いています。
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JXVシリーズ:6畳も8畳も「パワーが同じ」という事実
まずはこちらのグラフをご覧ください!

暖房能力の比較
暖房パワーは6畳用と8畳用でまったく同じ!
両方とも「最大暖房能力5.2kW」でまったく同じ。
「暖房低温能力」と「最小能力」も完全一致です。
冷房能力の比較
冷房パワーは6畳用と8畳用でほぼ同じ!
6畳・8畳ともに冷房最大能力は「3.4kW」と「3.5kW」。
誤差レベルで、体感差はほとんどないでしょう。
つまり、「パワー面では6畳用も8畳用も同等」なのです。
一方、他シリーズ(GVシリーズ)ではではきちんと差がある
では、他のシリーズはどうでしょうか?
下のグラフはJXVシリーズよりも下位モデルであるGVシリーズの比較です。

暖房・冷房ともに、6畳と8畳で明確にパワー差がある
暖房最大能力は「3.9kW → 4.4kW」へアップ。
冷房も「2.8kW → 3.1kW」へ増加。
ぱっと見ではどれくらいの差があるか分からないですが、暖房で+12%のパワーアップと聞くときちんと差があるように思いませんか?
同じ6畳・8畳のラインナップでも、GVシリーズのようにしっかり差が設けられているのが普通なんです。
APF(省エネ性)・静音性も同じ?
パワー以外に違いはあるのか見てみます。

JXVシリーズの6畳・8畳モデルでは、
・APF(省エネ性能)は6畳用と8畳用でほぼ同じ!
・運転音は8畳用の方がうるさい
APFはまったく同じですが、年間の消費電力は8畳用の方が大きいです(ざっくり月200円程度)
カタログ的にはパワーは同じなのに、電気代はかかるし音もうるさいという仕様になっています。
価格差は約1万円以上
実売価格を比較すると…
モデル | 機種名 | 実売価格(目安) |
---|---|---|
JXV 6畳用 | MSZ-JXV2225 | 約12万円前後 |
JXV 8畳用 | MSZ-JXV2525 | 約13万円前後 |
🟠 性能が同じで1万円高い=実質的に損。
数字で見ると、その差が一目瞭然ですね・・
結論:「JXVの8畳用は買ってはいけない」
・暖房・冷房ともに能力が同じ
・APFは同じだが、電気代や静音性は6畳用の方が優秀
・価格は8畳用の方が1万円以上高い
したがって、JXVシリーズの8畳用は買ってはいけません。
選ぶなら、6畳用モデルがおすすめです。
あと、前提としてJXVシリーズはすばらしくコスパの良いエアコンです。スペックを見てる中で8畳用と6畳用で同じでは?と疑問に思ったので記事を書いてみた次第です。
選び方のポイント
・「6畳」「8畳」という数字ではなく、能力値(kW)を確認する
・メーカーによって、同じ畳数でも能力設定がまったく違う
・暖房なら“暖房最大能力”、冷房なら“冷房最大能力”を見る
JXVシリーズについて、詳しく知りたい方はコチラ↓

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