「春に冷房?」と思われそうですが、日当たりが良い部屋にいると意外と暑かったりしますよね。 特にペットがいる家なら、小さな体で暑さを感じやすいので外出中にエアコンをつけっぱなしで出る機会増えてきそうですね。
しかし気になるのが「電気代」。
「留守中に冷房を使ったら電気代一体いくらかかるの?」って、悩む人も多いはず。
そこで、実際に我が家ので検証してみた結果をご紹介します!
- 春にエアコンを使ったときのリアルな電力消費
- カタログに書かれている「最小消費電力」って実は絶対じゃない
- 実際のグラフでわかる!電力が“半分以下”になる理由
- ペットのためにエアコンをつけることは「ぜいたく」じゃない
■4月に冷房を回したら、まさかの結果に
エアコン試運転も兼ねて、4月にエアコンの消費電力を実測してみました。
我が家には犬が一匹いるのですが、日中に日差しで部屋が熱ごもりすることも増えてきました。
外出中にエアコンをつけてあげたいけど、電気代が気になるし・・・と思って居るところです。
そんなこんなで気になるなら、ちょっと電気代を測ってみようと思いました!
家のエアコンで実測してみた
家のシャープDGシリーズ(2018年式)を設定温度を24℃で回して、実際の消費電力を測定してみました。

結果はこちらのグラフ!時間ごとの消費電力の推移を表しています。

カタログ上のスペックでは以下のようになっていますが、
- 最大消費電力:820W
- 最小消費電力:180W
実際に測定した結果は、平均消費電力で92Wでした!
※グラフが山のようになっているのは、設定温度まで達して停まってを繰り返しているためです。
これ、カタログに記載されている最小消費電力のほぼ半分なんです!
最小消費電力を下回ることがあるんだとちょっと驚きでした
最小180Wなのに実際は92W。 これって、ファンを回してるのと大して変わらないレベルなんですよね。
それどころか、家庭で使われる普通の32インチクラスのテレビは、消費電力が100W前後。 ならば、「テレビつけっぱなしにしてるのと同じぐらい」と思えば、もっと気軽にエアコンを使えそうじゃないですか?
電気代はどう?
ざっくり計算ですが、92Wで一日8時間、1カ月で684円の電気代になります。
思ったほど、かかってないかなぁという印象です。

※あくまでも私の家の間取りで4月の涼しい気候の場合の電気代概算値です。
■なんでこんなに電気を食わなかったの?
ポイントは下記の3つ!
- 外気温が低い
- 設定温度もそこまで低くない
- 部屋が小さかった
・外気温が低い
カタログに載っている最小能力は、外気温35℃(or29℃)で測定された真夏想定の値です。 春の涼しい日はそこまで室外機が頑張らなくても良いので、消費電力も自然と抑えられたと考えられます。
ちなみに外気温は24℃でした。
・設定温度もそこまで低くない
24℃設定で運転しましたが、冷房スペックの測定は最低設定温度(20℃など)で行われることが多く、それより高めの設定はエアコンにとって楽な条件になります。
・部屋が小さかった
今回は6畳ほどの部屋でかなり小さかったため、冷やすためのパワーがそこまでいらなかった結果だと思います。これが14畳とかもう少し広い場合や、キッチンがあったりするとその分熱負荷が大きくなり、消費電力も上がると思われます。
■ペットのためなら、気にせず冷房をつけてあげて

ペットは自分で暑さを言えないし、我慢もできない。
だから、黙ってたら大丈夫と思わず、暑そうだなと思ったら、適度に冷房を使ってあげるのも一つの選択肢だと思います!
電気代を気にしすぎて、暑いのにエアコンをつけないのは少しかわいそうかと。
かくいう私も実家で犬を飼っていたときは、窓を開けるだけだったんですけどね・・
とはいえ、昔と違って明らかに夏の気温が上がっています。昔の感覚は捨てないといけないと思い始めました。
もちろん無駄な使用をすすめるわけではないですが、「意外と電気代を食わない」と知っていれば、心理的にも使いやすくなりますよね。
■まとめ
- 春の冷房は実はローコスト!
- 最小消費電力以下で運転されることもある
- ペットのためなら、無理にがまんせず使ってあげてほしい
- 意外と「こんなもんなの?」と思うほど春の電気代は低い
- テレビ一台つけっぱなしの電気代と同じぐらい、と思えばハードルも下がります
「そんなに電気代は食わないよ」ということを、もっと知ってもらえたらうれしいです。
ペットもそうですが、おじいちゃんおばあちゃんも無理せずに冷房つけてみてくださいね。
熱中症リスクがありますので。
以上です。
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