今回紹介するのはシャープ【DHシリーズ】というモデルです。
普段、私は公式HPやカタログ情報をもとにエアコンを整理していますが、このシリーズはどこを探しても詳細が載っていない…。
それなのに楽天市場やAmazonではなぜか大人気という、個人的に謎機種と呼びたくなる存在です。
型名としては、6畳用でAY-S22DHやAY-R22DHです。AY-S22DHの方が新しい機種のようです。
特徴としてはスタンダードクラスなのに、あのプラズマクラスター空気清浄機能を標準装備しているのが最大の魅力です。価格も最強クラスの高コスパなので、「とにかく安くて空気清浄機能も欲しい!」という人にはほぼ一択といえるレベル。
「空気清浄付きがいいけど高いモデルはイヤ…」という方は、このDHシリーズをぜひチェックしてみてください!
※100V、200V機がある場合は、200V機で評価しています。100V機だと性能がやや下がりますのでご注意ください
※プロモーションあり
失敗しないために!まずはエアコンの畳数チェックから
「この部屋に何畳用を選べばいいんだろう…?」と悩んでいませんか?
ご安心ください!下のツールを使えば、部屋の広さや条件に合わせてピッタリの畳数がわかります。
エアコン選びを失敗しないために、まずは確認しておきましょう。
【エアコン畳数 目安計算】
※このツールはエアコン選びの「目安」を分かりやすく知るためのものです 😊
実際の冷え方・暖まり方は、天井高さ・間取り・断熱性能などにより異なります。
あくまで参考としてお使いください。
■シャープの機種シリーズ

まず、紹介する機種がエアコン界でどのような位置づけいるかについて紹介!
私の独断と偏見でモデルを分けた時に、
DHシリーズはDランクに位置づくエアコンとなります。
シリーズ一覧にプラズマクラスターのグレードを添えておきます。
ご参考までに。
住宅設備用モデル一覧

家電量販店モデル一覧

※モデルチェンジなどで適宜ランクは変動します。
■シャープDHシリーズの魅力とは?
まずはデザインから。
高さは290mmと普通ですが、奥行は230mmで薄型モデルとなっています。

ブドウみたいな青いボタンがプラズマクラスターのボタンになります。
プラズマクラスターは送風機能も兼ねているので、冬につけると風のせいでちょっと寒くなります。

DHシリーズの主な特徴
空気清浄機能界隈では圧倒的最安値のエアコン!
特徴① なんといっても安い!
空気清浄機能は、各メーカーのスタンダードモデルには基本的に付いていないことがほとんどです。
多くの場合、もう少し上位グレードから搭載され始めるので、どうしても価格は高めになりがちです。
その点、DHシリーズは最安値(筆者調べ)で5万円を切ることも!
空気清浄機能付きでこの価格帯は、正直とんでもない破格と言えます。
↓空気清浄機能付きで安めのモデル一覧(6畳の価格)

特徴② プラズマクラスター7000

プラズマクラスターは、シャープ独自の空気浄化技術で、空気中にプラスとマイナスのイオンを放出し、浮遊するカビ菌やウイルス、ニオイの元を分解・抑制してくれます。
「7000」という数字は、1㎤あたりのイオン濃度の目安で、家庭用としては標準クラスの性能です。
上位機種になると「プラズマクラスター25000」や「NEXT」など、より高濃度のモデルもありますが、日常の空気ケアとしては7000でも十分実感できるレベルかと思われます。
■ライバル機種との比較
M社は省エネが強い!D社は暖房に強い!などのメーカー毎のざっくりイメージが人それぞれあると思いますが、エアコンを購入するにあたっては同じ価格帯・性能帯の中で比較するのが一番だと思っています。
今回は、DHシリーズが属するDランク帯の中で、よく選ばれている他メーカーのモデルと比較。
同じ価格帯・性能帯の中で、DHシリーズの実力を以下の5つの観点からチェックしてみました。
①冷暖房パワー②省エネ性能③静音性④機能性⑤価格
◎結論
■比較対象機種

①冷暖房パワー:暖房はそれほどだが、10,14畳の冷房が強い!
②省エネ性:平均的な省エネ性です。
③静音性:数値的にはかなり静音性が高いです。
④機能性:機能は絞っているが、プラズマクラスターを目玉機能としている。
⑤価格:空清付きを考えると価格のコスパは最強クラス!
①冷暖房パワー
■暖房パワー
ちょっと弱めかなという印象ですが、そこまで劣っているとも思いません。
6畳などはどんぐりの背比べですしね。
※12畳が抜けているのでグラフが飛んでいます。

■冷房パワー
14畳が飛び抜けて強いんですよ!あとは10畳も強めですね。
また、アイリスオーヤマGシリーズも14畳以上のパワーが飛び抜けてて、ちょっと気になってます。

②省エネ性
スタンダードモデルとして、平均的な水準です。
ここは三菱重工Tシリーズが強いんですよね。。

③静音性
comfeeやハイセンスSシリーズがぶっ飛んで静音性が高いですが、シャープもかなり静かです!

④機能性
このクラスで空気清浄機能が付いているのはダイキンEシリーズと三菱重工Tシリーズくらいですが、価格を考慮するとシャープがかなり強いです!
空気清浄以外では、温度刻みが1℃だったり、冷房可能温度が45℃低かったりと基本スペック部分で気になる所がありますね。

※記載内容には誤りがある可能性もあります。メーカー公式サイト等でご確認ください。
⑤価格
これは6畳の価格ですが、楽天市場などでは4.5万円~で買えそうです。
何回も言ってすみませんが、空気清浄機能付きでこの価格はかなりお買い得と思います!

■最安値価格
記事作成時の最安価格を掲載しています(※筆者調べ)。
ご購入の際は、よろしければこちらのリンクをご活用いただけると励みになります!
※購入前に型番、工事ありなしなどの確認は必ず行ってください。
畳数 | 本体のみ | 本体+標準工事費込み |
---|---|---|
6畳用 |
¥46,500~ |
¥66,480~ |
10畳用 |
¥54,000~ |
¥77,800~ |
14畳用 |
¥93,800~ |
¥109,800~ |
※価格は時期や販売店により変動することがあります。
※リンクがない場合はボタンは表示されません。
※確認はしておりますが、法人限定や荷下ろし条件などが付く場合があります。ご購入前に仕様や取扱条件を必ずご確認ください。
■おまかせエアコン
DHシリーズが届くとは限りませんが、プラズマクラスター搭載のおまかせエアコンというものもあるようです。ほとんどの場合、DHシリーズが来るようなのでこちらも一応ご紹介しておきます。ちなみに、かなりお手ごろ価格なので、コスパ重視の方にはけっこうおすすめです!
■ほんのり辛口コメント
今までの評価はカタログスペックを基に基本的に良い部分を紹介しています。
ただし、デメリットや良くない評判はどのエアコンにも必ずあります。
そこで私が調べてちょっと感じたことを辛口コメントとしてここに残しておきます。
※私の主観要素が多めなので「なんか勝手に言ってるわ」くらいの感じでみてください。
辛口コメント
■冷房可能温度について


カタログ上では、DHシリーズの冷房可能温度は「45℃」と記載されていますが、正直ちょっと低すぎるのでは?と思っています。運転可能の定義があいまいですが、注釈を見る限り「45℃までは定格能力をキープできますよ」という意味っぽいですね。つまり、それ以上の外気温になると、おそらく能力は少しずつ落ちてくるということだと思います。
実際、他メーカーでは「50℃対応」のモデルも多く、この5℃の差はわりと大きいです。
外気温が45℃なんてそうそう無いでしょ?と思うかもしれませんが、ここでポイントになるのが室外機の吸い込み温度だという点です。
たとえば、アスファルトやコンクリ壁からの照り返し、さらに室外機の排熱を吸い込んでしまうショートサーキット現象が起きると、周囲の空気は余裕で45℃超えになりますね。
なので、室外機周辺の空気がこもりやすい場所に設置する予定の方は注意が必要かもしれませんね。
■DHシリーズまとめ
最後に、シャープDHシリーズがおすすめの人を最後にまとめます。
- とにかく冷えたり、暖かくできればいい人
- 空気清浄機能付きを割安で買いたい人
- コスパ最高なエアコンが欲しい人
- 直射日光が当たる場所やアスファルトの上に設置しない人。
自分に合うエアコンを知りたい!という方へ
今回ご紹介したシリーズ以外にも、実はまだまだたくさんの機種があります。
全メーカーを合わせると シリーズ数はなんと約65種類、個別の機種数にすると450種類以上 にものぼります。
…これだけあると、エアコン選びって本当に悩ましいですよね。
「まだどの機種にするか決めきれない…」
「候補はあるけど、他にもいいのがあるかも?」
そんな方にこそ試していただきたいのが、おすすめ機種診断です!
ご希望の機能や価格帯を選んでいただくだけで、
私の独断と偏見で(でも真剣に!)ぴったりの機種をご提案させていただきます!

コメント